なにこの可愛い子…



彼はあの声なら、声楽科に行ったら良いところまでいけるんじゃないだろうか。
んで闘牛士の歌とか歌っていただきたい。ドンジョバンニとかもいけそう

以下は初回視聴終わった後の感想
こないだ見終わったところなので、何を今更な事もあるかもしれない。ご容赦ください



■凄く豪華な絵本を読み終わった気分。
ハッピーエンドで良かった。
最初王子とチュチュがくっつかないので、あれ?と思っていたら
ちゃんとるうちゃんにもハッピーエンドが用意されてて、ちょっと泣いた。
ふぁきあの男前っぷりが回が進むごとにがんがん上がっていくので、これはあひるも惚れちゃうよね、とか

■冒頭からほぼ毎回写る仕掛け時計が凄い伏線でびっくりでした。
あの人形にラストシーンの暗示があったなんて。
伏線と言えば、夢見るオーロラでナマズ団長についてちょろっと触れたと思ったら
終盤で謎が解決して、だからだったのかー、と思わず叫びました。
ファンタジーだから、ああいう世界なのかと何気なく流していたけどちゃんと意味があったという…
伏線張りが丁寧でさりげなくて、もう一周したくなっちゃう。

■主要人物が悩んでいるときに、さりげなく的確にアドバイスをする猫先生は
実はすごくいい大人だなぁ、と
回によってはテーマを暗示したり、メインが行動を起こすきっかけになったり
コメディリリーフとしてだけじゃなく話を回す上での潤滑剤になったりと、かなり重要人物だと思います
ニャジンスキーの話が好き、上手い人ほど基礎練習は大事にするよね。自分も頑張ろう

あとふぇみお。彼もぱっと見ギャグキャラクターだし、彼の登場する話も軽いノリなんだけど
るうちゃんの「愛とは誰か一人に向けるもの」「自分は愛されない、自分の事は好きではない」という価値観を
パラダイムシフトする切っ掛けを作った実は重要なキャラクターだと思います。
ふぇみおが「愛は世界中に振り撒き」「自分は愛されている、自分の事が大好き」でるうと鏡合わせなキャラクターだから
で、これをギャグ回でさくっとやっちゃうのが凄い。
てか、純粋に馬鹿で可愛い。
"プリンセスチュチュ"や"プリンセスクレール"(あひるとるうちゃんではない)
には案外彼はお似合いかもしれない

■バックで流れる事が多いシェヘラザード、若き王子と王女のテーマ
最初王子とチュチュの事かと思ったら王子とるうちゃん、ふぁきあとあひるの事だったのか…
第四楽章の青銅の騎士もふぁきあで意味が合うな

ついでに、この話がドロッセルマイヤーの話の中の話、という
千夜一夜物語のシェヘラザードの話の中の話、と同じ入れ子構造の暗喩も込めてるのかな、と思ったり