夕食前のひと時。
ビィとカラスと革命家とネコ
図子 慧 著 『地下世界のダンディ』 コバルト文庫
誰しも人生に影響を与えた一冊ってのは
幾つかあると思いますが、自分にとって(多分一冊目)はこの本。
ビバップとかウルフルズレインとかの
裏路地とか廃工場とか好きな人は好きかもしれない。
自分がこの辺の路線が好きなのは確実にこの本の影響。
そんな感じでアニメ化したら面白いのにな〜とか
まさか冒頭からちょくちょく出てくるフレーズに
あんな伏線があったとは思わなかったです。
ついでにビィに気をとられてたら、まさか革命家がアレで
チョイ役かと思ってた彼の相棒が、物語を動かした最重要人物だったとは…とか
今見ると巻末の用語解説に時代を感じます。
CPUとかログインとかアウトとか今の時代みんな日常で使ってるし
ある意味現実が本の中の世界に追い付いた感が…
数年ぶりに一昨年読み直したら
世界観というか、経済状況の説明が
あんまりにも現代っぽくてゾクゾクしました。
電子書籍↓も出ているようなので
気になった方は読んでみてくれると私が嬉しい。
ついでに是非どこかに感想とか考察を…
(コバルト文庫だけど少しSFで文章は堅めで
少女小説成分はほぼないです。どっちかっていうと、やや大人向け)
電子書籍パピレス:地下世界のダンディ
貴方の女神は元気ですか?